
【宇陀市】連棟住宅を買取しました|切り離し・雨漏り・住宅ローンの注意点
【宇陀市】連棟住宅を買取しました|切り離し・雨漏り・住宅ローンの注意点

今回は、奈良県宇陀市にある連棟住宅を買取させていただきました。
一見すると普通の戸建住宅に見える物件でも、調査を進めていくと「隣の建物とどのようにつながっているのか」が非常に重要になるケースがあります。
特に昔ながらの住宅地では、2戸以上の建物が壁や屋根などを共有して建てられた、いわゆる連棟住宅・長屋住宅が残っています。
今回のような物件で、当社がまず確認するポイントの一つが、隣接する建物との切り離しが適切にできているかどうかです。
連棟住宅は「切り離し部分」が重要です
もともと一体となっていた建物の片側だけを解体したり、過去に建物を切り離したりしている場合、接続していた部分が外壁として露出します。
ここで特に重要なのが、防水処理です。
切り離した部分の外壁や屋根、板金などの施工が十分でなければ、そこから雨水が侵入する可能性があります。
雨漏りが自分の建物だけで完結すればまだ対応できますが、連棟住宅の場合は、
「どちらの建物が原因なのか」
「誰が修理費を負担するのか」
「切り離した際の工事に問題がなかったのか」
など、隣接地所有者とのトラブルに発展する可能性があります。
そのため当社では、連棟住宅を確認する際には建物内部だけでなく、接続部分、屋根、外壁、板金、防水状況なども確認します。
住宅ローンが難しいケースもあります
連棟住宅では、一般的な戸建住宅と比べて住宅ローンの審査が難しくなる場合があります。
特に、
- 建物が登記上・構造上きれいに分離されていない
- 建築確認関係の資料が残っていない
- 増築が行われている
- 現在の建ぺい率・容積率を超えている
- 敷地や建物の権利関係が複雑
といった物件では、金融機関によって担保評価が出にくいことがあります。
なお、建ぺい率や容積率を超えているからといって、すべてが直ちに「違反建築物」というわけではありません。
建築当時は適法だったものの、その後の法改正などによって現在の基準に適合しなくなった**「既存不適格建築物」の場合もあれば、確認を受けずに増築したことなどによる違反建築物**の場合もあります。
この違いを調べることも、不動産を売却するうえでは重要です。
一番重要なのは隣接地との協力関係
そして、連棟住宅で非常に重要なのが、隣接地所有者との関係です。
将来的に解体や建替え、補修工事を行う場合、隣家との取り合い部分について協議が必要になることがあります。
そのため、
「建物がつながっているのか」
「過去にどのように切り離したのか」
「境界はどこなのか」
「補修するときに隣地の協力を得られるのか」
といった点まで考えておく必要があります。
単純に土地と建物の価格だけを見て判断できる物件ではありません。
連棟住宅でも買取可能です
連棟住宅や長屋住宅の場合、
「古いから売れないと言われた」
「住宅ローンがつきにくい」
「隣の家と建物がつながっている」
「切り離した跡がある」
「増築していて建築資料が分からない」
といった理由から、売却を諦めている方も少なくありません。
株式会社北和エステートでは、一般的な戸建住宅だけでなく、連棟住宅・再建築が難しい物件・既存不適格建築物・権利関係が複雑な不動産などについても、現地を確認したうえで買取を検討しています。
今回の宇陀市の物件についても、建物の状態だけを見るのではなく、隣地との接続状況や将来的な修繕・活用方法まで考えたうえで買取させていただきました。
「こんな物件でも売れるのかな?」という不動産こそ、一度ご相談ください。